All About Ben Whishaw :イギリスの俳優ベン・ウィショーのインタビュー記事の訳、舞台や映画のレビュー、写真等、ベンに関する情報やおしゃべり・・・
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映画『遺伝子組み換えルーレットー私たちの生命のギャンブル』
公式サイト
GMO(Genetically Modified Organism)
正確に訳せば遺伝子操作された生命体

http://sayonara-nukes.org/


舞台 ”ジュリアス・シーザー” の感想

感想を書いての感想:
今回の舞台は、ストールで観るか、ギャラリーで観るかで大きな体感の違いがあったと思う。

ここ数年の(いや、この21世紀の)私の中で、セリフ劇というものへの疑問と抵抗感が否めないという問題も孕む。
(グレアム・ノートンもよく番組で、「舞台が好きじゃない」発言をしているのを聞く。米ドラマ『ニュースルーム』でも、イギリス人女性プロデューサー、ケンブリッジ大出のマクヘールが、「ナショナル・シアターに芝居を観に行ったが、よく眠れた」というようなセリフが出てきた。)
テレビも何も娯楽がなかった頃、観劇者は、”オーディエンス”と呼ばれ、”役者の台詞を耳で聴く者”という意味で、それを聴くために一日を劇場で過ごそうと出かけたシェイクスピアの16世紀と21世紀の今の状況の違いを充分考慮に入れた革新的な演出にしないと観るのが辛いのだ。シェイクスピアが伝えたかったことを別の形であぶり出して・・・・。

わたくし、20代前半に映画にかぶれ、後半には、演劇に通うようになり日本の大概の名の知れた劇団の舞台は見尽くし、ストレートプレイよりも、モダンバレエ、ダンス~パフォーミング・アーツへと傾倒。(その頃、モーリス・ベジャール、ピナ・バウシュも流行っていた。)日本では、大野一雄、勅使川原三郎を観るようになっていた。

どちらかと言えば、映像派で、タルコフスキーのあぶり出すような精神性を追いかけるのが好きだった。
ロシア文学の匂いがするニキータ・ミハルコフもよく観た。ロシアの大地も感じたかった。
活字も、私は小説よりは詩が好き。音楽も好き。絵画も好き。感覚派。

そして、ここ数年は、能の舞台に惹かれている。

数年前に観た、ギリシャ叙事詩『オデュッセイア』からのギリシャ人演出家ミハイル・マルマリノス演出、梅若玄祥シテの能『ネキアー冥府行』もあの長い冗漫な叙事詩を1時間の中に凝縮。エッセンスのあぶり出しと言ってもいい。

ベルギー人演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェも、能から多分に影響を受けていて、ピナ・バウシュのタンツ・テアター(ダンス演劇)に匹敵する、大胆・ラディカルな翻案、演出、舞台美術で、テーマをあぶり出しにしている気がする。3作しか観ておらず、シェイクスピアものは観ていないので何とも言えないが、あの長さ、冗漫さをどう料理するのかぜひ観てみたい。

なので、ベンが出ている云々よりもさきに、私がこの21世紀にシェイクスピアを観ること自体に無理があるのだ。

今回も、あぶり出し式にしないと、どんなに奇抜な装置を使っても、セリフをそのまま話す以上、冗漫さは避けられず、長ゼリフのところだけ、舞台上にいきなり、活字がたくさん並んだ本のページが浮かんでいるように見え、(特にヘタな)役者は間違わないように言うのに終始して、せっかくの生のセンセーションが消えてしまう。よっぽどの生のインタープリテーション力がないと・・・

ベンは、『ハムレット』『パフューム』の頃は、それがあったのだけど、場数を踏めば踏むほど、真面目な作品なら作品ほど、それが薄れ、サラリーマンのように無難な演技になって行ってしまう。(もちろん、彼も作品、作品で頑張ってはいるのだけれど・・・)。かなりの力の演出家に出会わないと、そのまだ内奥の潜在的なベンの原石が磨かれて輝かせないのだ。

(それどころか、ベンの特異さと演技力だけに頼った若い監督などの映画にも引っ張り出されたりで・・・)

舞台ならイヴォかトレヴァー・ナン。映画では、トム・ティクヴァ。かなあ。も一回シャープに磨いてくれるのは・・・

というのが、根っこの根っこの本音。

かな・・・・。今。









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Photos from gramunion 拡大できます☆



*…Some Trace of Her から10年。その時取ったパスポートも今年書き換え。ベンの演技にだいぶ不感症になっているのか、期待の8割だった。

*最初のイントロで、ロックのヴォーカルの大柄の黒人の子が、フロントマンなのに声量が足りない。パンチがない。(そこからめげた…)

*ベン、大声でも少し太い声が出せるようになっていた。

*最初は髪の毛濡らしててっかてっかに撫でつけて出てくるのに、演技中100回以上は髪に触るので、だんだん乾いてぼさぼさになっていくさまが可笑しかった。。。(でも、《カラスの濡れ羽色》とはこれか!というくらい黒光りで美しい髪!)

*ベン、Well-tailored のスーツが姿が似合っていた。

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*『ジュリアス・シーザー』はシェイクスピアの中でも, 卑猥さや笑いの少ない生まじめすぎる作品とのことで、決め台詞のところだけは予習した。

*幕間なしに2時間。3回観た2回めに横に座った英国人シニアの演劇ファンらしい男性が、上演中2回も時計を見た。ということは何を意味するのか。(3回めは、さすがに千秋楽だったので、スタンディング・オベーションもあったけど、ちょっとおなさけというかサービスに感じた。)

*ミッシェル・フェアリーがメリハリあるいいデリバリーだった。

*キャスカ役の黒人女優も、笑いを取るいい演技だった。

*アントニー役(デヴィッド・モリッシー)に少し俗物さが足りないと感じた。


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*会場の大がかかりなしかけに気を取られすぎて、演出/キャラの立ち方/デリバリーが退屈だと感じた(←長ぜりふのシェイクスピアだからしょうがないか・・・?)




*人種、ジェンダーに気を使った配役になっているのを感じた。女性、黒人、アジア人、アラブ人、適度に配していた。そういうところに気を使い過ぎて、平均的で尖がりがなくなっているのか・・・?もとより、ニコラス・ハイトナーさんの演出、映画『クルーシブル』と舞台 ”His Dark Materials” しか観てないけど、そんなにセンセーションを感じない演出。(イヴォ・ヴァン・ホーヴェを観ちゃうとね……)

でも、NTライブはどういう編集になっているか楽しみ!
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*ベンを最後の日のマチネの入り待ちで見かけましたが、遠くから眺めるのみ。ファン二人ほどに写真とさらさらっとサイン。

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*****



辛口感想もがっつり書きました。
↓↓↓↓↓  ※11月のナショナルシアターライブをご覧になる方は、お読みにならない方がいいかと…




***
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全体としてはやはり、期待の8割なので、期待値=100を標準とすると、
感動するにはそれ以上(120%くらい)、期待を裏切ってもらわないと感動できないのです。

一般に評判がよかったのは、
あの装置というか、奇抜な仕掛けです。
ロックコンサートのアリーナか、ボクシングのリング、歌舞伎でいったらかぶりつきの近さ、
場面転換で次々とせり上がったり、沈んだりのステージ展開が臨場感があって受けたのだと思います。
そこへ観客が群衆(mob)として、群がったりシュプレヒコール挙げたり。。。
その群衆を縫って、役者が至近距離で登場したり、そばを通ったり、バラバラに配置されて、そこから叫んだり。
そこには、ハラハラドキドキ感は満点。

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実際、「私の人生最大の出来事は、(上演中に)ベン・ウィショーに足を踏まれたことだ」といううれしい事故報告をツイッターで見ました。

私は、スタンドじゃなく、周りの座席のギャラリーだったので、いわば遠巻きに俯瞰して
全体を客観的に観たことになるので、スタンドの人たちとの体感が全然違うとは思う・・・


***

今回の評判の良さは、

●アリーナ的仕掛け
●ミッシェル・フェアリー
●ベンが出ている(というだけで評価)

の3点かと。

デヴィッド・カルダー(シーザー)はミディオカ
デヴィッド・モリッシー(アントニー)は、いやらしさが全然足りなく、画策者のあざとさが出ていなかった。(大いに不満!)

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あと、後半の、ブルータス勢と、アントニー勢の戦闘のシーンが、迷彩服着て、ダダダダダダ、散弾銃を撃ち合う、どこにでもありがちなどこかで見たような全然新しくない、子どもの戦争ごっこみたいな撃ち合いだったのが、どうしても、この21世紀の舞台とは思えず、一人興ざめしていました。

(正直、2日目のイントロのロックが始まった途端、席を立って帰ってしまった二人連れの男性。
3日目の、横に座った時計を気にするシニアの男性など、退屈していたり、下手な歌に耐えられなかったり・・・・という人も確かにいたと思う。)


あと、思い出したのは、『ジュリアス・シーザー』という作品は政治的であることから、教科書にも取り上げられていることが多く、2日目、中学生のグループが課題授業で観に来ていたり、3日目の前に座っていた4人家族=二人の娘は中学生と高校生くらい・・・高校生のお姉ちゃん、8割は寝ていましたぞ・・・笑

時代設定を現代にし、文明の利器を借りてあんなデジタルじかけの装置にしておきながら、これが演出かい?
と正直、3夜取ったチケット、3夜めのはダフ屋になってその辺の人に売ろうかと思った。(笑)
こんなことは初めてで、自分でも驚いています。
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***

特筆すべきは、ミッシェル・フェアリーです!
よかったぁ・・・!
文句なし!

デリバリーも、ベンと丁々発止。(というか、ベン以上!)

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ベンは、教科書通りな感じがしたの。
ブルータスという役自体が、高潔で指導者的立場だから、そのままやると
別に何のことはない、普通のカリスマになっちゃうだけで、そこに新しさがなくなっちゃう。

台詞運びも、10年も追っているものには、いやというほど解っている、ちょっと、
息継ぎ(というか句読点)が人と違う感じのデリバリー。

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困惑を表わすのに、始終髪を触る。今回は、両手で抱えるように撫でつける動作がたくさん
見受けられ、確かに、困惑した者は、どうしようもなくてそうしてしまうだろうが、
なんか、もう何百回も見飽きた感が・・・(It was like when he played London Spy's character)

10年、どれも見逃さず観ているものの、贅沢なわがままですね。。。(笑)

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haaya さんがくれたコメントの中に、《自分ダダ漏れを脱し、俯瞰して全然違う人になる》という指摘がありましたが、まさに、ハムレットから10年以上経った今、ミドルエイジのベンにふさわしい、私たちをあっと言わせてくれる演技を期待します。

*** 蛇足ですが・・・

飛行機の中で観た映画3本の出来がよくて、

●ダーケスト・アワー(『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』)
●シェイプ・オブ・ウォーター
●スリー・ビルボード

中でも、Darkest Hour のゲイリー・オールドマンとスティーブン・ディレインのやりとりが凄くて、
面白い!
キャラが立ってる!
演技が上手い!

「これだよなあ!ジュリアス・シーザーにも欲しかったのは・・・!」と、今さらながらにベンが出ているだけでは、(当たり前だけど)作品は成立しないし、楽しめないもんだなあ・・・・・・と。

と、作品をベンを離れて評価するようにしている私は、辛口かもしれませんが、正直に記しておきます。


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by uraracat | 2018-04-25 03:44 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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