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Cloud Atlas - デヴィッド・ミッチェル、スペインのセゴヴィアで語る
The Telegraph
David Mitchell talks about Cloud Atlas film at the Hay Festival in Segovia By Florence Waters 25 Sep 2011 2004年にブッカー賞にノミネートされたこの小説。 映画の製作側は、「本のスタイルや構造に忠実に映画化する」とミッチェルに言ったので、彼は安心しているはずだと思っていた。ところが、ミッチェルは、それを恐れたという。 そして今週末、Segovia で行なわれた "Hay Festival" で話した。 もし、原作の本質にしがみつきすぎていたら、映画は失敗します。そして、「映画の脚本は全く別の芸術であるから、小説を映画化するときは、映画的な考え方をするように」とワーナー・ブラザーズ社に切り返した。 そしてまた、Cloud Atlas を完璧に映画に変換することが目的なのではないとも加えた。 小説は、6つのストーリーから成る複雑な蜘蛛の巣のようであり、何世紀にも渡る時間軸により、テーマ別に関連している。19世紀末に太平洋を航海する一人の男の話に始まり、英語を話す人々がほとんど母音を使わなくなる日を想定した、陰鬱な未来の話に終わる。 ハンクスとグラントはスクリーン上では初めての顔合わせ。二人がジム・ブロードベント、スーザン・サランドン、ジム・スタージェスとハル・ベリーを含む印象的なキャストの主役を務める予定。今月の初旬にベリーは、サンフランシスコのシーンを撮るためにグラスゴーに現れた。 監督は、『マトリックス』3部作のウォシャウスキー兄弟とドイツのトム・ティクヴァ(『パフューム』、『ラン・ローラ・ラン』)。ミッチェルは、先週ベルリンの撮影スタジオを訪れたという。そして、監督たちが、先に自分が言ったアドヴァイス通りに仕事を進めていることにうれしい驚きを覚えたと言う。 「私は、彼らが私の本をレゴ(のブロック)みたいに解体したことを嬉しいと言わねばなりません。そして今とても映画について楽観的だとお伝えしましょう」 また、彼は出演者トム・ハンクス、ヒュー・グラントとリハーサルを共にし、彼があるセリフを読み、彼らが自身のセリフを読んだと語る。 「然るべきところにいるはずのない人物(自分のこと)が居て、まるで不思議な夢のようでした」 ミッチェルは、セゴヴィァの Hay Festival で二つの講演を行なったが、ひとつは、最近作の歴史小説 "The Thousand Autumns of Jacob de Zoet" についてで、これは18世紀、日本の出島を舞台にしています。 マドリードのバイリンガル・ブリティッシュカウンシル・スクールの生徒である10代の来場者にもスピーチを行ない、「私たちが石油に依存しすぎていることはとても憂うべきことです・・・・・私たちの文明はまるでヘロインのように石油漬けになっています」と語った。 (了) Source: telegraph.co.uk
by uraracat
| 2011-09-29 19:18
| 文学・詩
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