人気ブログランキング | 話題のタグを見る

All About Ben Whishaw :イギリスの俳優ベン・ウィショーのインタビュー記事の訳、舞台や映画のレビュー、写真等、ベンに関する情報やおしゃべり・・・
by uraracat
記事ランキング
最新の記事
「ぼくはモンローに憑りつかれ..
at 2019-03-28 07:39
Sunday Times M..
at 2019-03-24 19:08
O HOLY GHOST ☆..
at 2019-03-24 19:07
ショートフィルム ☆ ”Mi..
at 2019-03-22 20:26
Ben Whishaw Is..
at 2019-03-12 07:48
英国スキャンダル ☆ Con..
at 2019-03-07 18:50
Masterclass on..
at 2019-03-01 00:21
YouTube : Padd..
at 2019-03-01 00:07
Bond 25 撮影は4月5..
at 2019-02-28 23:38
パディントンがベンの声で全く..
at 2019-02-28 23:24
舞台 "When We Ha..
at 2019-01-29 08:25
『トロイのマリリン・モンロー..
at 2019-01-10 08:01
このトロフィは本棚に置きます..
at 2019-01-07 16:39
初めての受賞トロフィー? ど..
at 2019-01-05 06:59
人はぼくがパディントンの中身..
at 2019-01-03 17:36
カテゴリ
全体
ベスト10インタビュー 翻訳
作品歴/ラインナップ
耳で聴くベン・ウィショー
The Crucible(舞台)
ロブスター
リリーのすべて
Hologram for King
007/Spectre
パディントン
未来を花束にして
白鯨との闘い
デヴィッド・コパ―フィールド
Surge(予定作)
ブロークン・ポイント
Best Clips/Articles
Bright Star インタビュー
その他のインタビューなど
ショート・フィルム
写真/雑誌撮影
London Spy
Bakkhai(舞台)
Mercury
過去の映画
テレビドラマ
舞台
文学・詩
音楽・芸術
ニュース
ベン以外の人の記事
その他
FUKUSHIMA
Public Service
メリー・ポピンズ・リターンズ
未分類
画像一覧
検索
フォロー中のブログ
ベン・ウィッシュな休日Ⅰ...
以前の記事
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
タグ
(416)
(210)
(118)
(116)
(110)
(91)
(61)
(57)
(56)
(54)
(53)
(50)
(41)
(32)
(28)
(26)
(25)
映画『遺伝子組み換えルーレットー私たちの生命のギャンブル』
公式サイト
GMO(Genetically Modified Organism)
正確に訳せば遺伝子操作された生命体

http://sayonara-nukes.org/
その他のジャンル


" WORDS FOR YOU ― the next chapter ” 発売

\" WORDS FOR YOU ― the next chapter ” 発売_d0160581_13265239.jpg

ベンの朗読が入っている先日紹介した第1弾に続いて
11月15日に発売されるようです。
今度は、アメリカの詩もあり、アメリカものはアメリカ人俳優やアメリカに縁がある英俳優が朗読しているものもありました。







メリル・ストリープがハリール・ジブラーンやエミリー・ディキンソン、
テレンス・スタンプがレイモンド・カーヴァーやエドガー・アラン・ポー、
ジェームズ・アール・ジョーンズ(『スター・ウォーズ』のダース・ベーダーの声役』)
ウォルト・ホイットマン
   
\" WORDS FOR YOU ― the next chapter ” 発売_d0160581_1461550.jpg私が最近注目しているイギリスの若手、ベネディクト・カンバーバッチがなんと3詩読んでいて、そのうちの1つはジョン・キーツの『ナイチンゲールに寄せて』! あとは、コールリッジとルイス・キャロル。

\" WORDS FOR YOU ― the next chapter ” 発売_d0160581_1464225.jpgそしてまた、キーツの『ブライト・スター』は、ルパート・ペンリー・ジョーンズという若手。
もう一篇、彼の読むオスカー・ワイルドで
ちょっとゾクッときてしまった ♪





ヘレナ・ボナム・カーターがクリスティナ・ロセッティ(ラファエル前派の画家、ダンテ・ガブリエル・ロセッティの妹)の詩を読んでいます。




Amazon のサイト。試聴もできます

*****************

同じキーツでも朗読者によってかなり印象が違うなあ。
ベンの読み方は、Guardian の記者に『ロックスターみたい』と言われたように、とても軽やかで若いフレッシュさに満ちていた。(カンピオン監督にも「普通に話すように読んで」と言われたらしいですし。)
そして一方、上記お二方、カンバーバッチは34歳という年齢に似合わぬ重厚で渋いいわゆる<詩の朗読>~って感じ。ルパート君は一語一語くっきりと発音しながらも、リズムとかろさもあって官能的。。。
どれもありだし、人それぞれの好み。


(第一弾のときも思いましたが、BGMにしているクラシックの使い方に芸がないのがちょっと残念)


*******************

ベネディクト・カンバーバッチは、今ケーブルで放映されているイギリスのドラマ
『ラスト・エネミー』というのでちょっと見て、『上手い!』『いい声!』と思った役者。
IMDb でみたら テレビで シャーロック・ホームズやゴッホの他、
スティーブン・ホーキング博士を描いた" Hawking ” でも主演したようです。
あと映画では、『ブーリン家の姉妹』『つぐない』にも出ていたようです。

それから、それから忘れてはいけないベンの『Nathan Barley 』にも出ていた!
(ちょっと今から、出演部分チェックしなくっちゃ・・・笑)



*******************

NHK BS ベルイマン監督の『ある結婚の風景』放映記念! 
というわけでもありませんが、ここに紹介したCD の第一番めのメリル・ストリープ朗読の詩が
On Marriage  By Kahill Gibran とありました。

Kahill Gibran (カイール・ギブラン、ハイール・ジブラーンとも発音)は、生前の神谷美恵子が訳したありがたき『ハリール・ジブラーンの詩』という本が角川文庫から出ています。

裏表紙の紹介文より:
「世界各国で愛されているレバノン生まれの詩人、ハリール・ジブラーン(1883-1931)。大いなるものへの畏敬の念に支えられた壮大な視野と闊達な精神、そして人間のささやかな営みに向けた温かいまなざし。
精神科医・神谷美恵子は、この詩人に深い共感を抱き、晩年、『予言者』等の翻訳に打込んだ。
長く愛されてきた、その端正な訳詩と解説がはじめて文庫に。
慌ただしい日常の合間にこそ、静かにひもときたい、思索の道標となる一冊」


On Marriage 結婚について

結婚についてお話をどうぞ、とアルミトラが言うと
彼は答えて言った。
あなたがたは共に生まれ、永久(とわ)に共にある。
死の白い翼が二人の日々を散らすときも 
その時もなお共にある。
そう、神の沈黙の中で共にあるのだ。
でも共にありながら、互いに隙間をおき、
二人の間に天の風を踊らせておきなさい。

愛し合いなさい、
しかし愛をもって縛る絆とせず、
ふたりの魂の岸辺の間に
ゆれ動く海としなさい。
杯を満たし合いなさい、
しかし一つの杯から飲まないように。

ともに歌い踊りよろこびなさい。
しかしそれぞれひとりであるように。
リュートの弦が同じ音楽でふるえても
それぞれ別のものであるにも似て。
自分の心を(相手に)与えなさい。
しかし互いにそれを自分のものにしてはいけない。
なぜなら心をつつみこめるのは生命の手だけだから。
互いにあまり近くに立たないように。
なぜなら寺院の柱は離れて立っており
樫や糸杉は互いの影にあっては育たないから。




*******************

どうです?
面白い表現するし、大きな包容力に裏打ちされて、そんなに宗教色も気になりませんでしょ?(私もベンと同じで、特定の宗教を信仰はしていませんが、自分より大きな力=天の力 みたいなものは信じたいと思っています)
これをメリル・ストリープが読んでいるというのは、『クレーマー・クレーマー』へのアイロニーでしょうか・・・?(笑)


目次より、他の詩のタイトルだけ記します。

「おお地球よ」「火の文字」「花のうた」「挫折」「子どもについて」「与えることについて」
「苦しみについて」「しゃべることについて」「死について」「別れ」など・・・


☆そして、そして・・・!
「火の文字」っていう詩の冒頭にキーツの墓碑銘
「ここに眠るはその名を水で記されたる者なり」
を引用。最後にはそれに反駁するかのように
「私の墓の上に書け。ここに眠るは天の面に火の文字でその名を記したる者なり」と。

面白いんですよー!こうやって反駁するように見せかけて実は詩の中では全く賛美しているのです。
次回にこの詩も全部載せます。
by uraracat | 2010-11-09 15:10 | 文学・詩
<< Bright Star の B... You broadened m... >>