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" WORDS FOR YOU ― the next chapter ” 発売ベンの朗読が入っている先日紹介した第1弾に続いて 11月15日に発売されるようです。 今度は、アメリカの詩もあり、アメリカものはアメリカ人俳優やアメリカに縁がある英俳優が朗読しているものもありました。 メリル・ストリープがハリール・ジブラーンやエミリー・ディキンソン、 テレンス・スタンプがレイモンド・カーヴァーやエドガー・アラン・ポー、 ジェームズ・アール・ジョーンズ(『スター・ウォーズ』のダース・ベーダーの声役』)が ウォルト・ホイットマン 私が最近注目しているイギリスの若手、ベネディクト・カンバーバッチがなんと3詩読んでいて、そのうちの1つはジョン・キーツの『ナイチンゲールに寄せて』! あとは、コールリッジとルイス・キャロル。 そしてまた、キーツの『ブライト・スター』は、ルパート・ペンリー・ジョーンズという若手。 もう一篇、彼の読むオスカー・ワイルドで ちょっとゾクッときてしまった ♪ ヘレナ・ボナム・カーターがクリスティナ・ロセッティ(ラファエル前派の画家、ダンテ・ガブリエル・ロセッティの妹)の詩を読んでいます。 ↓ Amazon のサイト。試聴もできます ***************** 同じキーツでも朗読者によってかなり印象が違うなあ。 ベンの読み方は、Guardian の記者に『ロックスターみたい』と言われたように、とても軽やかで若いフレッシュさに満ちていた。(カンピオン監督にも「普通に話すように読んで」と言われたらしいですし。) そして一方、上記お二方、カンバーバッチは34歳という年齢に似合わぬ重厚で渋いいわゆる<詩の朗読>~って感じ。ルパート君は一語一語くっきりと発音しながらも、リズムとかろさもあって官能的。。。 どれもありだし、人それぞれの好み。 (第一弾のときも思いましたが、BGMにしているクラシックの使い方に芸がないのがちょっと残念) ******************* ベネディクト・カンバーバッチは、今ケーブルで放映されているイギリスのドラマ 『ラスト・エネミー』というのでちょっと見て、『上手い!』『いい声!』と思った役者。 IMDb でみたら テレビで シャーロック・ホームズやゴッホの他、 スティーブン・ホーキング博士を描いた" Hawking ” でも主演したようです。 あと映画では、『ブーリン家の姉妹』『つぐない』にも出ていたようです。 それから、それから忘れてはいけないベンの『Nathan Barley 』にも出ていた! (ちょっと今から、出演部分チェックしなくっちゃ・・・笑) ******************* NHK BS ベルイマン監督の『ある結婚の風景』放映記念! というわけでもありませんが、ここに紹介したCD の第一番めのメリル・ストリープ朗読の詩が On Marriage By Kahill Gibran とありました。 Kahill Gibran (カイール・ギブラン、ハイール・ジブラーンとも発音)は、生前の神谷美恵子が訳したありがたき『ハリール・ジブラーンの詩』という本が角川文庫から出ています。 裏表紙の紹介文より: 「世界各国で愛されているレバノン生まれの詩人、ハリール・ジブラーン(1883-1931)。大いなるものへの畏敬の念に支えられた壮大な視野と闊達な精神、そして人間のささやかな営みに向けた温かいまなざし。 精神科医・神谷美恵子は、この詩人に深い共感を抱き、晩年、『予言者』等の翻訳に打込んだ。 長く愛されてきた、その端正な訳詩と解説がはじめて文庫に。 慌ただしい日常の合間にこそ、静かにひもときたい、思索の道標となる一冊」 『On Marriage 結婚について』 結婚についてお話をどうぞ、とアルミトラが言うと 彼は答えて言った。 あなたがたは共に生まれ、永久(とわ)に共にある。 死の白い翼が二人の日々を散らすときも その時もなお共にある。 そう、神の沈黙の中で共にあるのだ。 でも共にありながら、互いに隙間をおき、 二人の間に天の風を踊らせておきなさい。 愛し合いなさい、 しかし愛をもって縛る絆とせず、 ふたりの魂の岸辺の間に ゆれ動く海としなさい。 杯を満たし合いなさい、 しかし一つの杯から飲まないように。 ともに歌い踊りよろこびなさい。 しかしそれぞれひとりであるように。 リュートの弦が同じ音楽でふるえても それぞれ別のものであるにも似て。 自分の心を(相手に)与えなさい。 しかし互いにそれを自分のものにしてはいけない。 なぜなら心をつつみこめるのは生命の手だけだから。 互いにあまり近くに立たないように。 なぜなら寺院の柱は離れて立っており 樫や糸杉は互いの影にあっては育たないから。 ******************* どうです? 面白い表現するし、大きな包容力に裏打ちされて、そんなに宗教色も気になりませんでしょ?(私もベンと同じで、特定の宗教を信仰はしていませんが、自分より大きな力=天の力 みたいなものは信じたいと思っています) これをメリル・ストリープが読んでいるというのは、『クレーマー・クレーマー』へのアイロニーでしょうか・・・?(笑) 目次より、他の詩のタイトルだけ記します。 「おお地球よ」「火の文字」「花のうた」「挫折」「子どもについて」「与えることについて」 「苦しみについて」「しゃべることについて」「死について」「別れ」など・・・ ☆そして、そして・・・! 「火の文字」っていう詩の冒頭にキーツの墓碑銘 「ここに眠るはその名を水で記されたる者なり」 を引用。最後にはそれに反駁するかのように 「私の墓の上に書け。ここに眠るは天の面に火の文字でその名を記したる者なり」と。 面白いんですよー!こうやって反駁するように見せかけて実は詩の中では全く賛美しているのです。 次回にこの詩も全部載せます。
by uraracat
| 2010-11-09 15:10
| 文学・詩
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