ベンが、自分やキーツの内向性に同じものを見たロック・グループ、ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスを描いた『
コントロール』。まえに、ケーブルテレビで観て、とても深く印象に残っている作品です。
イアン・カーティスを演じたサム・ライリー
白黒画面で淡々とほとんど感情的なものを排した演出で、演じるサム・ライリーも、イアン・カーティスを知らない私にとっても彼を身近に感じさせる存在感でとてもよかった。
これもよく知らないのですが、U2やデヴィッド・ボウイ、ビヨークなどの写真やミュージックビデオを手がけてきたアントン・コービンの初監督作品だそうです。
こちらのサイトに詳しい 監督&サムのインタビューと、批評記事が ↓
http://eiga.com/movie/53395/interview/
http://www.cinemaonline.jp/review/bei/1262.html
・『Jの悲劇 』でダニエル・クレイグの妻役だったサマンサ・モートンがこの映画でも悲痛な妻役です。(サマンサ・モートンは、ベンがキーツとオーウェンを吹き込んでいる英詩のコンピレーションCD『 Words for You 』でも2つの詩を朗読)
・サム・ライリーはベンが The Pride で共演したアンドレア・ライズボロと今度『ブライトン・ロック』に出演。
・アントン・コービンは、前に『アイム・ノット・ゼア』のプロデューサー、クリスティン・ヴァッションが企画中のロック・バンド
ザ・クラッシュ の映画で、絡みで出てくるのかセックス・ピストルズのジョニー役をベンにどうかという話があったとき、噂で名まえがあがっていた監督ですね。
1979年のライブ ↓
『コントロール』のなかで私が一番印象に残っているのは、イアンが窓に向かって詩をつぶやくシーン。キーツではなくてワーズワースの詩(多分『虹』)でしたが。。。
どこからくるのかわからない底知れない暗さ。上の写真と酷似してます。