All About Ben Whishaw :イギリスの俳優ベン・ウィショーのインタビュー記事の訳、舞台や映画のレビュー、写真等、ベンに関する情報やおしゃべり・・・
by uraracat
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2009年 Royal Court Theatre ☆ Cock

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by uraracat | 2013-10-08 17:21 | その他 | Trackback | Comments(0)

Hop,  Step,  Ju~mp !

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by uraracat | 2012-07-19 00:01 | 写真/雑誌撮影 | Trackback | Comments(0)

A wild Ben Whishaw appears

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わけの解らないキャプションがまた笑える







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アンドリューのこの顔・・・!
おもちゃみたい。。。






from here
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by uraracat | 2012-04-14 00:29 | 写真/雑誌撮影 | Trackback | Comments(0)

Cock -オフ・ブロードウェイでのキャスト発表

5月1日より the Duke on 42nd Street でプレビュー開始。本公演は5月17日から。
演出は、ロンドンと同じ James Macdonald。


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Cory Michael Smith as John


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Jason Butler Harner as M


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Amanda Quaid as W (ランディ・クエイドの娘らしいです)



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Cotter Smith as F








Source:
PLAYBILL.COM
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by uraracat | 2012-03-30 00:01 | ニュース | Trackback | Comments(0)

ベン・ウィショー - インデペンデント紙の記事

THE INDEPENDENT  29 Nov 2009
Sarah Sands: Women love him.
Men love him. Whishaw has it all

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「ケイト・モスの顔をモデルとしていたるところでいつもみていても飽きることがないように、ベン・ウィショーにも同じことが言える。彼は BBC の 『クリミナル・ジャスティス』で、この程国際エミー賞の栄誉に輝いた。

彼はまるで役が乗り移ったかのように演技する。ドラマを盛り上げるためにこれ見よがしな芝居をするパフォーマーではない。芸歴を重ねて大きな役のために準備する役者が多い中でウィショーは、プリモ・レーヴィや Old Vic での『ハムレット』(筆者のベスト『ハムレット』)によってキャリアをスタートした。

おそらく、彼は今後脇役に回ってカメオ出演など別の一面を見せるための力をつけているのかもしれない。もちろん、若さ―――特に苦悩に満ちた青年役など―――が彼には似合っている。キーツ役に彼以外にふさわしい役者が考えられるだろうか?
『ハムレット』を演出したトレヴァー・ナンは、ウィショーについて「彼の顔は偉大なる繊細さと圧倒的な若さを湛えている」と言った。役を自分のものにしてしまうのはなんと言っても彼の持っているカリスマ性ゆえであろう。

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ロイヤル・コートでのマイク・バートレットの 『Cock 』がそれを物語るのかどうかはわからないが、彼の身体的特徴は、ロマンティックな三角関係の真ん中にいる男性を体現し、ウィショーならではの役どころであった。ということは、彼ならではの役柄というのは他にもあるということだ。

他の役者たちが、ローレンス・オリヴィエがかつて演じた役柄に必要とされる属性を定義しようと躍起になるのがよく解る。同じことがウィショーにも言えるのではないだろうか?(オリヴィエもまたOld Vic の『ハムレット』で名を成した)。またこれもオリヴィエしかり、(それほど大ごとではないにしろ)、セクシュアリティが問題視された役者である。妻のジョーン・プロウライトは、いとも簡単に『 Desert Island 』のDiscで語る。「もしある人が天才とまで讃えられるならば、その人はもう 普通 の人ではない。 普通 の人生を送ることはないのである。」

ウィショーの異なるところは、両義的なセクシュアリティが彼の演技の中心となっているところである。そこが、筆者が、演劇界においてのみならず、彼が我々のこの現代という時代を代表する存在だと思う所以である。今の時代というものを実によく表出しているのだ。

ロンドンの演劇界がエネルギッシュに生き生きと息づき、独自の時代性を示しているのと、芸術的な演出家や脚本家の多くがゲイであることは偶然ではないような気がするのである。テーマが彼らの領域であり、興味分野だということもあり、私たちの固定観念をみごとに覆してくれる。

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もし、『Cock 』 のような作品がひと昔前の世代で構築されたなら、間違いなくその苦悩は、ヘテロセクシュアルな関係における一人の男性が、ホモセクシュアルとして真のアイデンティティを発見するという設定になったことであろう。この芝居には特筆すべき逆転がある。保守的ともいえるゲイ同士の関係にある男性が、自分の真のアイデンティティは、ヘテロセクシュアルではないかと、疑うという点である。

ウィショーは夭折の詩人を演じる時以外は実に素晴らしく現代のセクシュアリティの問題を演じて見せてくれる。彼は身体的にどちらの性にもアピールする。それはロイヤル・コートにおいて男性的・女性的観客のどちらの切望にも応えるものである。

『Cock 』の作者マイク・バートレットは、役者たちと同じく20代で、現代の演劇の波を作り出しているジェネレーションである。我々の同時代の問題を捉えたまさに、とても賢くて才能ある演技者と作者たちが存在しているのだ。

ウィショーは、この世代の “顔”である。彼と仲間の トラベラーたち は、私たちをベビーブーム世代の文化的な 縛り から解放してくれる。これは英国で起きている最もエキサイティングな出来事である。」


(訳部分おわり)


Source :
www.independent.co.uk

写真は別のところから頂いてきています。



********

どうしても訳しておきたい記事でした。数ある 『Cock 』評の中でも一番ベンのことを書いているし・・・。
ベンがまさに自分でも感じていて体現している時代性、社会性を理解し、よく見通しているライターだと思います。(読んでいるといつも The Independent には編集者にベンの真の理解者がいるのだろうと感じます。でも、この Sarah Sands さんは Evening Standard の編集者だそうですが。)








●This translation originally posted March 13, 2010
このブログパートⅠにも載せています。

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by uraracat | 2012-03-23 14:53 | Best Clips/Articles | Trackback | Comments(2)

Great Interview! "Out"  February 2010

OUT FEBRUARY 2010  Page 60&61
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BLACK SHEER SWEATER BY VERSACE,
BLACK KNIT SILK AND CASHMERE CARDIGAN BY YVES SAINT LAURENT,
NAVY PANTS BY MARC BY MARC JACOBS


Ben Whishaw
MYSTERIOUS SKIN
By GARETH McLEAN
PHOTOGRAPHY BY SIMON EMMETT




Page62
ンドンのロイヤル・コート劇場の
バーで、テーブルに覆いかぶさるベン・ウィショーは森に住む小動物のように見える。

敵を警戒するかのように、彼の鋭い目は他の客を刺すように見渡しながら、バナナをちぎって口に放り込む。体にノミでもいるかのように、椅子の上でそわそわとうごめき、大きすぎるウールのセーターの中で、彼の針金のような身体は、ほとんど溺れているようだ。どうみても、典型的な主役タイプの体格ではない。

しかしながら、23歳の時やった、高名なトレヴァー・ナンの演出による舞台最高峰
ハムレット』 公演に始まる、彼の緻密で繊細、卓越した演技力を次々と見せつけることにより、そのあり得ないと思えることがウィショーにはまさに起こったのだ。

He confirmed his promise in a run of movie roles, including the scent
-obsessed serial killer Grenouille in Tom Tykwer's adaptation of the cult novel Perfume, grizzly rocker Keith Richards in Stoned, and Bob Dylan
(along with Cate Blanchett and Heath Ledger) in Todd Haynes's I'm
Not There
.

After seeing his performance in the 2008 remake of Brideshead
Revisited
, British critic David Thomson hailed him as 'one of Britain's
great actors,'
and his recent turn as the poet John Keats, in Jane
Campion's much-praised Bright Star, put critics in a swoon on both
sides of the Atlantic.


この驚くべき昇格をウィショー自身が誰よりも驚いている。

「カレッジにいた時は、これまでに仕事でやった役を実際やるような日がくるとは夢にも思いませんでした。いつもやせてオタクっぽい役ばかりでしたから。多分、今日、こういう役が主役になる時代なのでしょう。

もし、ぼく自身が役を欲してやりたがったのなら、自分で身体づくりをしたでしょう。今までやったものは、依頼が来てトライしてみたものばかりです。ですが、やはりとてもきつかったです――もっと太い腕になろうと努力しました。でもすぐにジムに行くのは止めました。腕は持ち堪えられませんでした。」


彼の生まれ持ったもろさとあの驚くべき瞳が相まって、見るものを惹きつける。それが彼の魅力の一部であるのだから、増量するというのにはとても違和感がある。

席にじっと座っていることはできないのだが、一旦静止すると、会話を通じての自分の曖昧さや態度を謝る。ウィショーはまた、強烈な静けさも合わせ持っているのだ。

これはある意味、舞台役者としての彼の卓越性を物語る。


彼の役選びもまたかなり野心的である。
『ハムレット』やチェーホフ『かもめ』のコンスタンティン役のような古典的なものもやるが、彼は現代劇においても素晴らしい。

ほとんどの彼の舞台の仕事は一筋縄では行かず、時には猛烈だ。フィリップ・リドリーの終末劇 “Mercury Fur” は、ロンドンの デイリー・テレグラフ紙に「毒のようだ」「悪質で痛烈なキックだ」と酷評された。

似たような役が映画にもある: British Independent Film Award で、“最も期待される新人賞” を獲った“ My Brother Tom “ 、では父親による性的虐待を受け、同じように傷のある少女との歪んだ関係にのめり込んでいく屈折した10代の少年を演じた。

そして、彼が最も興味をそそられてここ最近選んだ舞台の役どころ。
1958年と2008年のゲイの男性のコントラストを描き、ジョー・マンテロが演出する、アレクシー・ケイ・キャンベルの The Pride でオフ・ブロードウェイの初舞台に立つのに先立ち、ウィショーは今、ロンドンのロイヤル・コート劇場において、一人の女性に恋をしたために、ボーイフレンドとの別れ話が持ち上がる Cock という舞台公演の終盤である。

ゲイを演じることは、定評のある(ストレート)俳優にとっては称賛に値する。『ハーヴェイ・ミルク』でオスカーを受賞したショーン・ペンがいい例である一方で、セクシュアリティがインターネット・チャットの源になることは、若い俳優にとって、色々な意味で問題が生じてくる。

もう一つの例としてルパート・エヴェレット。彼はカム・アウトしたことで仕事が減った。もっとも、減ったのは、彼自身の性格も災いした、と言わねばならないが・・・。

ウィショーは私たちに何かを伝えようとしているのだろうか?だとしたら、そうすることは賢いことなのだろうか?


答えはCock の中に明瞭に横たわる。
はたまた、シェイクスピアが、「芝居がそのものだ*」と記したごとく。
Cock はレッテルを貼ることやそれに類することの無意味さについての芝居だ。
まさにそれがウィショーのことそのものとも言える。

「ぼくはCock に本当に引き込まれました。ぼくにとってあれは、いかにぼくたち人間が混沌としていて支離滅裂か、いかにレッテルを貼って人を決めつけることが無意味な努力であるか、レッテルを貼られ人生を侵害されることでいかにフラストレーションが溜まるか、そして、人はどうやって他の人たちと影響し合って生きるかについての戯曲です。もちろんセクシュアリティと性差についての話でもあります、でもぼくはあれはそれ以上のことを言おうとしていると思います―― 世の中のすべてにおいてレッテルを貼ること、服従、不服従についてなど。」




※脚注 * by uraracat

「I'll have grounds More relative than this:
the play 's the thing 
Wherein I'll catch the conscience of the king.」

「ぼくはそれ以上に確かな証拠を手に入れるぞ。
芝居がそれだ。
そのなかで、王の良心を試すのだ。」

"Hamlet" 2.2.626-630
  





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Page 64
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BLACK COTTON T-SHIRT BY AIX ARMANI EXCHANGE.
BLACK AND WHITE KNIT CARDIGAN BY MARC BY MARC JACOBS
.



Page 65
彼もレッテルを嫌う一方 - Cock の主人公も、ゲイとかストレートといったレッテルは、「60年代に自分達の親の世代がただ権利を勝ち取るために作り出した産物だ」と宣言する。

セクシュアリティをテーマとする Cock、The Pride とたまたま続けて出演することは、彼が自身のアイデンティティを潜在願望的に論じたいとの示唆なのだろうか。

この二つの劇は、声明を述べることなしの声明となりうるのか?

「潜在的にそれはあるかもしれません。わかりません。これら二つの出演話が同時期にやってきたのは興味深いことです。
もちろん、自分で選んだ役ですから、それ自体が世界に自分というものを表わすということにもなります。そしてこれも無論、ぼくがやる仕事は全てがぼくについてということになります。
しかしながら、自分や事がらについての声明を、人前に立って話して述べるというより、ぼくは自分がする仕事そのものに語らせたいのです。」


これは、まだどこか少年のような風情を残す29歳の男性からの、不誠実なごまかしなのか、それとも心のこもった返答なのか?複雑で痛みを伴うこの問題が物議を醸すであろうことに、彼が気づかないはずはない。
若いゲイの人たちにとってポジティブな在り方の手本というのは重要かどうかと尋ねてみた。彼から曖昧さが消えた。

「全くそう思います。心の中で、それが重要だと感じます。でも、それがどういう方法がいいのか、今はよくわかりません。ぼくは今その方法にたどり着く途上にいて、多分、過渡期なのだと思います。
それは、ぼくが考えるべき何かです。でもぼくにとってそれに相応しい時期というのが重要です。そして、ぼくはまだそこに至っていません。」



しかし、ウィショーがその途上にあるのは感じる。
人生においてステージに立つことは、皮を脱ぎ捨てて、彼自身により深く沈み込む時だ、と話す。

「自分が何者なのかがより確実に実感できるのです、そしてそこに強さというものを感じることができるのです。地に足が着いた確かさというか。」



ということはまた、彼は不当だと感じる面もあるということか。

「セクシュアリティがどうであろうと、何をしようと、役者とてプライバシーや神秘的な部分を守る権利というものがあるはずです。公衆の面前で仕事をする立場だからといって、なぜそれ以上のことが公然と議論される対象になるのかわかりません。ぼくには、なぜ役者たちがセレブに転身するのかが理解できないのです。

これはとても難しい議論です。
だからこの話には持って行きたくなかった。でも同時に、このインタビューがゲイの雑誌であるということはわかっていますし、そのこと自体が葛藤でもあります。」



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CREAM HENLEY BY VERSACE


"I FEEL MORE COMFORTABLE IN MY
SKIN NOW, BUT YOU'RE ALWAYS
PLAYING A CHARACTER. YOU TELL

DIFFERENT VERSIONS OF YOURSELF
TO DIFFERENT PEOPLE
."



Cock の夜の開演時間が近づいてきて、ウィショーはウォーミングアップを始めなければならなくなった。Bucks Fizz というグループの’Making Your Mind Up' という、イギリスで大流行した元気いっぱいの1981年ユーロヴィジョンコンテストの優勝曲を楽屋で踊り回ることから始まる。


そして彼は、初めて演技し始めた頃のことを思い返す。

「子どもの頃、よく扮装して人に見せました。何がぼくを惹きつけたかというと、変装するという要素、姿形を変えて化けるという可能性でした。」

しかし彼は、自分のまんまいることが不快だから変装した、という安っぽい心理学もどきの考え方はしていない。

「必ずしも、俳優が他の人に比べて、自分自身のままでいるのが居心地が悪いと思っているとは考えていません。ぼくは、今は自分のままいることが前に比べて楽になりました、でも人はいつでもある意味役を演じていると思いませんか?違った人には違った自分を見せる。そしてその逆に相手もそうだと思います。こうやって写真撮影している時だって、自分を演じているのです。それは、あなたであってあなたでありません。そうやってぼくたちは生きて行っているのです。」

そういうと、ベン・ウィショーはバーの人混みを抜け、行ってしまった。

はて、とすると、一体ここにいたと思っていた彼は誰だったのだろうか?


MCC Theater's The Pride begins previews on January 27 at New York
City's Lucille Lortel Theatre.



(了)






Source:
www.out.com   (※サイト記事の日付は 3.27.2011 になっています)



前に書いた『OUT』の記事
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by uraracat | 2012-02-29 07:00 | ベスト10インタビュー 翻訳 | Trackback | Comments(6)

Cock の録音がダウンロードできます

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Photo by Stephen Cummiskey










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You can download from here
Aired Sunday 20 November 2011 on BBC RADIO 3









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by uraracat | 2012-02-27 00:01 | 耳で聴くベン・ウィショー | Trackback | Comments(7)

"Cock" の劇作家 マイク・バートレットのインタビュー

'Most theatre is still really bad' 8 November 2009
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Mike Bartlett at the Royal Court theatre, London. Photograph: Karen Robinson



「僕たちは、舞台を観にいくことがいいことだという考えから離れる必要があります。」
と若き劇作家マイク・バートレットは、ランチインタビューで語る。もうすぐ、彼の新しい芝居の初日を迎えるロンドンのロイヤル・コート劇場でのことだ。

「劇場は、教会ではないんです。本質的に何も良いことはない。ほとんどの舞台がまだ本当に良くない」

29歳の彼は、皿の中のパスタも忘れて続ける。「仕事を持っていて、生活している人たちにこそアピールすべきものなのです。芝居についての芝居が一番性質が悪い。救いがたいナンセンスです。」

2007年にロイヤル・コートは、劇場を、地下鉄の電車の車両に見立てて彼の評判作 My Child  を再構成した。バツ一の父親が自分の息子に会うために葛藤する話だった。

今度の新作 Cock はまたある男の危機を描く。ベン・ウィショーがジョンという主人公を演じ、ゲイの男性と幸せに暮らしていたのに、ある女性と恋に落ちてしまう。

バートレットのセリフは、登場人物の葛藤から転がり始め、それによって彼らの人と成りが判ってくる。「観客が、週のうち、あと4日に何をみているか知っておくのは悪いことではありません。」と彼の弾丸スタイルについて語る。

「もしあなたがまだ70年代の演技スタイルのスピードで行こうと思っていて、観客が The Wire を観ているのなら、あなたの芝居をかなりスローだと感じるでしょう。」



テレビについて彼は
「舞台でできることよりもかなり大きな影響力と速さで文化を変えてしまう可能性を持っています。」ホモセクシュアリティについては「これについての議論は全く、ゴールデンタイムにやっている Brookside の Anna Friel や Dr. Who にお任せしましょう」

彼自身のセクシュアリティについてははぐらかされてしまった。
「この芝居は、それらのことをすべて含んだ内容になっています。だから観ていただいてから結論を出してください。でも、願わくば、終わるまでにそこがポイントではないということに気づいてほしいです。」

バートレットは、オックスフォード郊外の Abingdon で育った。母親は校長で、父親は心理学者だった。リード大学で、国語と演劇を専攻し、演技と演出、そして劇作を学んだ後、ロンドンに出て他の友人5人と Apathists という劇団を作り、月に一度脚本を書くために集まり、Battersea劇場503 で短い芝居をやった。

「あれはいささかアナーキーな感覚でした。ある晩芝居のあとで、客席にパイントグラス一杯分の嘔吐物を見つけました。それは誰かが本当に、密かに、とにかく具合が悪くなり、その証拠をそこに残して行った。我々は可笑しくなりました。あれは僕が思うに僕たちのそれまでにやった芝居の最悪の批評だったと思います。」

それ以来、批評はどんどん良くなってきている。Cock は、今年のロイヤル・コート劇場で2作目(もう1作は Enron)の開演前チケット完売の演目と報告された。

「イギリスで最高の役者を4人も揃えることができました。その4人が一緒に同じ部屋で僕の芝居をやるんです。とてもいい気分です。もし人が外出してまで舞台を観に行くとしたら単なる ”good” じゃだめなんです - Box セット並みの満足感 - 完全に言うことなし というくらいでないと。」




もとの記事はこちら
www.guardian.co.uk/culture
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by uraracat | 2011-12-24 17:23 | 舞台 | Trackback | Comments(0)

キャサリン・パーキンソン 「行儀のいい笑いはあまり好きじゃないです」

The Independent 15 December 2011 より

'I prefer a less polite laugh':
Why cosy comedy's not for
cerebral soul Katherine Parkinson


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恥ずかしくはありませんでした?
「オー ゴッド、イエス!」
2年前にロイヤル・コート劇場で ベン・ウィショーと演じた Cock のセックスシーン(と言っても、台詞だけで実際の絡みはなかった) はある種チャレンジだった - 特に両親が観に来ていた夜は。
彼女は両親に、お芝居のタイトルは"Cock-a-doodle" だと言っていた。
「問題は、円形の客席で、しかも電気がついていて観客の顔が見えてしまうことでした。クライマックスの途中やその他の時に、誰かと目が合ってしまうかもしれないのです。集中力を養うのにとてもよい練習になりました。」と振り返る。

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●もとの記事
www.independent.co.uk/arts-entertainment/comedy









出演映画 Pirate Radio




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by uraracat | 2011-12-17 06:09 | ベン以外の人の記事 | Trackback | Comments(0)

ベン・ウィショー "Cock" ラジオ版 Review

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Photo from here

(ファンの私が言うのも何ですが、私たちはなぜこうも、きチゃないオノコ(ベン、ご免!)に惚れるのじゃろう?…笑)





Mike Bartlett : 脚本について
「メキシコシティに1ヶ月いたとき、脚本家の卵たちに劇作について教えていました。午後に教えて午前は空いていたので、ホンを書き始めました。カフェに座り、美しい太陽のもと、ダイアログ(会話)から入りました。そのダイアログを発展させて脚本にしたのがこの作品です。

カフェは、メキシコのゲイ・エリアと呼ばれるところにありました。このことは、カトリックの国で、セクシュアリティの問題などについて考えるもとともなりました。この脚本はまさに会話から発展したもので、その意味では少し(ハロルド)ピンターに似てるかもしれません。
話をする中で、登場人物がどういう人間で、どこにいるのかがだんだんと解ってきます。
"A" と "B" がお互い話をすることでスタートしました。そして二人の関係がクリアになっていく・・・・・料理をしている男と話している・・・・・という風に。

メキシコにはまだ、<闘鶏>という風習が残っています。こういう行事にはとても惹かれます。それをメタファーとしてどう舞台に結びつけようかと考えました。<闘鶏場>というアイデアにして、とても小さいステージで周りに人を集める儀式風にしました。その真ん中で二つの Creature (生きもの)が断片的に逸話を語って芝居が始まっていきます。

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Photo from here via whishawben (Thanks!)


そうやって戯曲の輪郭がまとまってきました。セクシュアリティの問題 と <闘鶏> を根底となる二つのテーマにしました。

タイトルに特別の意味を持たせるというよりも、それ自体がすでに挑発的であるので、芝居全体のブラック・ユーモアと中盤での主人公の破綻を表わすことになっていると思います。」







Examiner の記事
November 21, 2011   Gail Glaser
Andrew Scott and my review of the radio play, Cock


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さて、ここからは私の感想 ☆*☆*☆*

ベンの、清々しくて、幾分しっとりとした大人の語り口の側面を楽しめる1時間半でした。。。

が、

There was no Bentastic light in the radio play.....I'm very sorry!

To be honest,
I'm afraid to say that I was a bit disappointed with Ben's play this time that was too neat, too tight, too just, too right.....for me.

Two years ago, I saw this play at the Royal Court Theatre, London for
three times. Ben was fantastic on stage, there were plenty of his youthfulness, rawness, coquettishness and other charms which I couldn't
describe in words.

And among three nights, his ways of expression varied much which was astonishing and I was completely dazzled by his play. I took my hat off for sure.

Ben was absolutely brilliant at that time ☆

30歳前と後だからこんなにも違ったのか?大人すぎる演技だった。。。
舞台上で生でなく、ラジオで観客なしだったから行儀が良すぎたのか?
観客のリアクションがなかったから燃えなかったのか?

(もしかしたら、私の英語力のせいかもしれませんから、もうちょっと聴き込みます ♪)

もともと、最初に舞台を観た時から、この John の役は難しい役だと思っていました。
アンドリュー・スコット演じる M にしても、 キャサリン・パーキンソン演じる W にしても、
John を取り合い、怒っている演技なので派手だし、わかり易いのです。

でも、John はどっちつかずで、怠け者、中途半端でいい加減、でも絶対に憎めないカワイイ奴。双方からPuppy とか Sugar とか呼ばれるくらいですから・・・

それが、その John の命とも言えるその部分が何にも響いてこなかったのです。このラジオ版から私には・・・・・

でも、静かで大人で、かなり小さい声で囁くような繊細な演技や、"抜く" 演技は巧くなっていたとは思いました。(舞台では派手といえば派手でしたので・・・)

ベンも難しい段階に来ているのかしら・・・?演技の使い分け?年齢的な成長?

それに比べて(別に比べる必要もないのですが)、アンドリュー・スコットの演技がとっても冴えていました。
(彼のファンの方ご免なさいですが)、ロイヤル・コートの時は、ベンの方がリードしているように感じたのです。(ファンの欲目ではなく・・・)。ですが、2年経った今回、もともとの器用さもあると思いますが、あのあと、舞台も何度も踏み、テレビも Sherlock などで演技を磨き、その成果がこのラジオドラマにも現れているように感じました。キャサリン・パーキンソンも違った球筋で投げて来ていました。

でも、ベンは?

大人しくなってしまってはいなかったか?(そう感じたのは私だけ?)

ベン、うかうかしてはいられないぞ~!!

(生舞台から2年近くも遠ざかっているからしょうがないの?
本番前にあの変な踊り Bucks Fizz のを踊ったの?
台本を見ながら読んだからなの?
と口惜しさが次々湧いているわたし。。。
今度会ったら言っちゃおうかしら、私の本音。。。)


How does everybody think?



でも誤解しないでください、みなさん。
だからと言ってこのラジオ演技が良くないと言っているのではないのです。
渋くまとまっているとは思いますし、それも水準以上に上手いとも言える出来なのですよ。
抑えたエロティックな台詞もドキっとしましたし。(R16指定でしたね)どこかの tweet で、「実際の演技を観るより、声だけで聴く方がもっとセクシーだ」という書き込みも見ました。

(あと、違う部分=前回生で観たときにそれほど感じなかった部分が私の中に入ってきました。ジョンの台詞で「これは誰の声、あれは誰の声・・・・と、他人の声は判別できるのに、自分の声だけは全くわからない」「服を選びに行くにしても、自分が何を着たいのか解らない。例えば君がどう思うだろうかと選んでしまう」などという、<自分は何者?>というアイデンティティの部分がとても切なく迫ってきました。もしかしたら、ベンはそういうところまで見越してサブリミナルな演技に徹した?)


私の聴き方が甘いのかもしれないので、もうちょっと聴き込むことにします ♪♪♪

                                            うらら

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by uraracat | 2011-11-23 11:05 | 舞台 | Trackback | Comments(4)