All About Ben Whishaw :イギリスの俳優ベン・ウィショーのインタビュー記事の訳、舞台や映画のレビュー、写真等、ベンに関する情報やおしゃべり・・・
by uraracat
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ベン・ウィショー I'm useless at interview

なあ~んて、どこがあああ?

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Guardian 紙のインタビュー からの写真 ☆





双子の兄弟ジェームズについてのコメント:
「ぼくよりずっとまともなバランス感覚を持っていて、ちょっと背が高いです。顎がしっかりしていてハンサムです。」

Mad Men との比較について:
スタイリッシュさだけで比べることに不満のようで、実際に「Mad Men は飛行機の中で1時間しかみていない」そうです。




●Info from guardian.co.uk via はーやさん (thanks !)



***


だめだ~!
この写真を見る度に腰がくだけそう・・・(笑)

この視線、まなざしのこの確かさ・・・
意志に満ちた美しさ・・・

またも、目で殺し、言葉でイカせて、スピリットでノックアウト!!!
はーやさんも書いてたけど、インタビュー中の彼の様子を思い描いただけで、悶絶しそう・・・(笑)
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by uraracat | 2011-06-30 07:51 | その他のインタビューなど | Trackback | Comments(0)

ご活躍のアンドリュー・スコット

THE STAGE features
Andrew Scott:
d0160581_2365990.jpgThe emperor’s new prose

24 June 2011 Maria Hodson


However, he confesses that usually he does not prepare in advance for a role, limiting his preparation to reading and rereading the play. Instead, he finds the character along the way, through trial and error. “I think it’s important to make mistakes in rehearsals and be brave because that’s your duty, and for me, sometimes the research can take away from what you’re there to do, which is to tell a very specific story.”

Perhaps the reason he prefers not to research too deeply in advance is in order to maintain an element of spontaneity in his performances, which frequently display an exciting, live-wire edge. He points out that audiences can spot false, learned behaviour a mile off and says the key is to remain aware of your colleagues on stage. “The audience can always spot a proper connection so you’ve got to always be interested in what the other actor is doing.”

Naming Meryl Streep, Michael Gambon and Donal McCann among his favourite actors, along with his contemporaries Ben Whishaw, Benedict Cumberbatch and Anna Maxwell Martin, Scott says he particularly responds to actors with a sense of humour, or a playfulness in their performance. His bete noire is overly grave, portentous theatrics. “There are many types of bad acting but my least favourite is humourless acting. I hate ‘great’ acting and I also hate slow acting - it’s like, ‘Get on with it’.”



Read more :
www.thestage.co.uk



・・・・・・・・・・・・・
スコット氏、
「演技にユーモアや遊び心のある俳優に反応する」
その俳優とは、メリル・ストリープ、マイケル・ガンボン、ドナル・マッカン
ベン・ウィショー、ベネディクト・カンバーバッチ、アンナ・マックスウェル・マーティン
だそうです。




『Emperor and Gaelien』 ヘンリック・イプセン 作
皇帝とガリラヤ人(Kejser og Galilæer, 1873年)







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by uraracat | 2011-06-28 23:17 | 舞台 | Trackback | Comments(2)

Words for You - The Next Chapter より








♪ Bright Star(ジョン・キーツ)
ルパート・ペンリー・ジョーンズ 




♪ Jabberwocky  (『鏡の国のアリス』ルイス・キャロルより)
ベネディクト・カンバーバッチ
http://www.youtube.com/watch?v=GsekSA34j7s&NR=1


やっぱり、二人ともいい声だなあ・・・♪


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



Benedict Cumberbatch Marie Claire Photoshoot


♪ こんな懐かしいのも・・・ 
(ロビンという、会計係の役。ベンも遠景にちょこちょこ出てきます☆)

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by uraracat | 2011-06-27 06:23 | 文学・詩 | Trackback | Comments(0)

ベン・ウィショー  THE HOUR  写真 ちょっとだけ違うショット 

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photos from http://www.charlie-gray.com/ and others.
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もう、これは極濃ファンにしかわからない位の極微の違い・・・(笑)







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これはフレディの元カノか?







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::::::::::::::::::::::::

な、なんと!!!

もう、DVD の発売日が決まっていましたよっ ☆☆
29 Aug 2011    £18.70

http://www.amazon.co.uk/Hour-DVD-Romola-Garai/dp/B0056G0GSY


放映日もアナウンスされてないのに・・・??
(と思ったら、BBC America では、August 17 に放映ということでしたね。。。もしかしたら、イギリスもそれに足並みを合わせることになったのかしら。。。?)

どっちにしろ、 I can't wa~it, anymore~~~~~~~~~!!!!!
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by uraracat | 2011-06-24 21:31 | テレビドラマ | Trackback | Comments(2)

ジョン・オズボーン 『怒りをこめて振り返れ』 

”Look Back in Anger" 2006 Ben Whishaw BBC Radio 4   

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BBC Radio marked the 50th anniversary of the English Stage Company at the Royal Court with a production of John Osborne's Look Back in Anger on Radio Four last week (Saturday), and it was something of a jolt to hear once again Jimmy Porter's invigorating rants. I was a child and so didn't see the original production with Kenneth Haigh but I did see a rare revival in 1968 with Victor Henry as Jimmy. I'd also forgotten how sneeringly funny some of the tirades could be. In this performance, Ben Whishaw captures Osborne's own misogyny, boredom and frustration with 1950s Britain.

Look Back in Anger made the names of both Osborne and the Royal Court as well as that of the theatre's …





********
" Look Back in Anger " by John Osborne
わたくし、
ベンが2006年に、BBC のラジオドラマで演じたジミー・ポーター役についてベン強中に、映画『テンペスト』の翻訳もされていた松岡さんの古い記事を発見。
(丸々の貼り付けで申し訳ありません。。。)


松岡和子の<英国劇作家あっち行ったりこっち行ったり>
第2回 ジョン・オズボーン 『怒りをこめて振り返れ』 と 『デジャヴュ』

『初日通信』VOL.442/1992.11.19発行

 11月に入ったばかりのある日、ベニサンの第5スタジオに『トップガールズ』の稽古を見に行った。スタジオに入ると、ちょうどお昼休みは終わりかけたところ。午前中すでに一幕を二度もやってエネルギーを出しきり、改めて充電して初めてノンストップで通しに入るというので、みんな一種の真空状態にあるようだ。イギリスからやってきた演出家のレズ・ウォーターズが、幾列にも並んだスタッフ用のテーブルの向こうから「やあ」と手を振ってくれる。相変わらず(?)のっぽだ。
 
 夏にロンドンへ行ったとき、彼には『トップガールズ』の作者のキャリル・チャーチルさんの家で会った。その後千駄ヶ谷の国立能楽堂でも偶然顔を合わせているので、こういう場合に感じる緊張もやや緩まる。「みんなで食べて」と差し入れのクッキーを渡すと、私が片手に持っていた本にいち早く目をとめて、「何読んでるの?」
 『デジャヴュ(Dejavu)』を見せると、オズボーンとは一度だけ一緒に仕事をしたことがあると言う。「稽古の間じゅう、いっつも酔っぱらってた。ランスルーの時だって、居眠りしちゃうんだよ」と、目をつむってコックリコックリしてみせる。
 
 怒れる若者たちと呼ばれる世代の代表、と言うより、そういう呼び名のモトになった芝居の作者も年を取ったんだなあ、となんとなく気持がうなだれる。ジョン・オズボーン(John Osborn)が生まれたのは 1929年だから、今年で六十三歳、まだ老いぼれる歳じゃないのに……。

  『デジャヴュ』はオズボーンの最新作だ。ロンドンへ発つ前に、ある友達がこの芝居のことを教えてくれた。「ジミー・ポーターの〈その後〉っていうか、とにかく年取ったジミー・ポーターが出てくるんですってよ」というので、興味津々。見られたらいいなと楽しみにしていたのだけれど、行ったときはもうクローズしていた。あんまり受けなかったのだろう。でも、Faber and Faber から戯曲は出版されていたので、ともあれ買ってきたわけだ。読んでみると、確かに大受けするような芝居ではない。

 『怒りをこめて振り返れ(Look Back in Anger)』と同じように、観客(読者)を楽しませるというよりは、挑発する芝居である。

 『怒りをこめて振り返れ』と言えば、ついこのあいだNHKの衛星放送で、トニー・リチャードソンが1959年に監督した映画をやっていた。ジミー・ポーターにはリチャード・バートンが扮していて、今のバートンからすればとてもとても若いのだけれど、どう贔屓目に見ても二十五歳というのは無理、老けすぎだ。でも映画そのものは、白黒の画面がジミー・ポーターのすさんだ気持にぴったりでパワーも満点だ。
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戯曲は学生時代に読んだのだが、文学座の舞台は見ていないし、その後どこかが上演したという話も聞いていないので、この映画は有り難かった。ヴィデオが出ているなら一見をお勧めする。
 ジミーは、大学を出ているのにそれなりの職にも就かず、友達のクリフと一緒にマーケットにキャンディーなどの駄菓子の屋台を出し、その稼ぎで生活している。
 
私も今でこそ、たとえばグリニッチなどにも行き、イギリスのマーケットがどういうものか、そこに並ぶ屋台がどんなふうになっているのか、この目で見たり買物をしたりという経験もした。だから、ジミーたちの日常の一端も想像がつくけれど、昔読んだときにはよく分かっていなかったと思う。このことをはじめとして、映画の『怒りをこめて振り返れ』は、この芝居の背景となるいろいろな情報を与えてくれる。だから有り難い。オズボーンとトニー・リチャードソンとの縁はこのとき生まれたのだろうか、1961年に初演された『ルター(Luther)』では、彼が演出を手掛けている。ちなみにこの舞台で主人公の宗教改革者マルチン・ルターを演じたのはアルバート・フィニー。

 1956年の五月に『怒りをこめて振り返れ』がロイヤル・コート劇場で上演されて以来、イギリスの演劇はまるで地殻変動のような大変化を起こした。

 どこで読んだのか忘れてしまったが、それまでは芝居が society を取り上げると言っても、それはあくまでも「社交」あるいは「社交界」という意味の society であって、中身も観客も基本的には中産階級だったのだが、『怒りをこめて振り返れ』で初めて「社会」という意味で society を取り上げた、というのだ。なるほどと思った。
 
ジミー・ポーターは労働階級の出身である。そのジミーの結婚相手のアリソンの実家はアッパー・ミドル・クラス。クリフもやはり労働階級の出だが、こちらは大学にも通わなかった。ジミーはインテリで――彼の台詞にはシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』からT.S.エリオットの『四つの四重奏』に至るまでの引用や、文学や芸術への言及がばんばん出てくる。コールグローヴ先生の「現代英米演劇」のころを思い返せば、読みながら自分の無知が情けなかったものだ――政治や宗教やその他もろもろに対する怒りを、口汚いののしりまみれで吐くことと知性とのミス・マッチを筆頭に、この三人の屋根裏フラットでの奇妙な共同生活は、何から何までミス・マッチ。アリソンの親友で女優のヘレナがやってきてこの奇妙なバランスは崩れる。映画ではクレア・ブルームがヘレナを演じているが、すごくきれいでいい。
 
アリソンが山のような洗濯物にアイロンをかけており、ジミーとクリフがそれぞれ目の前に大きく新聞を広げて読んでいるオープニングは有名(もっとも、映画の『怒りをこめて振り返れ』は、ジミーがジャズ・スポットでトランペットを吹いているところから始まる)だが、最新作の『デジャヴュ』も、そのタイトルに恥じず、『怒りを…』のオープニング・シーンと全く同じ構図で幕を開ける。
 ただし、場所はもはや貧しいフラットではなく、古い農家を改築したカントリー・ハウスの居間兼キッチンである。そして、言うまでもなく、下ろした新聞の蔭から現れるジミー・ポーターとクリフの顔は初老の男のそれだ。
劇中で「三十七年前」という言葉が出てくるので、『怒りを…』の二人が二十五歳くらいだったことを考えると、六十二、三歳といったところ。つまりジョン・オズボーン自身の実年齢と重なるわけだ。
 
 アリソンと呼ばれる女がアイロンをかけている。だが彼女は若い。戯曲の指定では二十歳くらいとなっている。????と思いながら読みすすんでゆくと、やがて分かってくるのは――ジミー(ここではみんな彼のことをJ.P.と頭文字で呼ぶ)は旧(?)アリソンとはとうの昔に離婚し、その後再婚して子供を二人もうけているということだ。それがアリソンと弟のジミーである。(先妻と同じ名前をつけるなんて、ひどい悪趣味。息子に自分と同じ名前をつけるのは、アメリカの次期副大統領、アル・ゴア Jr.の場合をはじめよくあることだけど)J.P.は二度目の妻とも離婚して今は独り暮らしである。愛犬にも死なれたばかり。近所の教会に押し入った息子のジミーは、放火と器物破損の罪で裁判にかけられている。姉のアリソンは弟に会うために父の家に泊まりに来たのだった。そこへ、アリソンの親友もやって来る。彼女の名前がまたヘレナ。一方クリフは、結婚して子供も何人かおり、ウェールズのテレビ局で仕事をしている。J.P.の職業が何なのかよく分からないのだが、瀟洒なカントリー・ハウス暮らしといい、年代もののワインの栓を次々と開けることといい、きわめて贅沢な生活を送っているのは確かだ。
 
 三十数年まえに較べれば物質的には豊かなのに、『怒りをこめて振り返れ』のジミーとアリソンの和解の幕切れから、J.P.なんと遠くへだたった所へ来てしまったことか。ジミーを縫いぐるみのテディ・ベアに、アリソンをリスの縫いぐるみになぞらえて抱き合ったあの幕切れから……。
 
 そうそう、忘れてならないのは、『デジャヴュ』のもう一人の(?)登場人物だ。その縫いぐるみの熊のテディである。J.P.もクリフもまるで生きている人間を相手にするように、何かというとテディに話しかける。だが、ここにはリスはもういない。
 
 こういう淋しい老後だが、多分、いや、だからこそ、J.P.の怒りには昔にも増して激しいものがある。相変わらず周囲の人間を辟易させる辛辣な饒舌。多彩な引用、言及。面白いのは、六十代のJ.P.がイギリスの現在の若者を代弁するかのように、彼らが置かれた苦境について怒りをぶちまけていることだ。かつてジミー・ポーターが「怒りをこめて」振り返ったのは、年数にすればたかだか二十数年だったが、J.P.にとっては六十数年もあるのだから、怒りを向ける対象は現在のほうがずっと多いことになる。
 
 オズボーンは、『デジャヴュ』に付した「作者の覚書」の中で、ジミー・ポーターについて次のように言っている。
 「J.P.の本来の性格は広く誤解されてきた。その理由は主に〈怒り〉という要素の強調と、新聞が作り上げた〈怒れる若者たち〉にある。(中略)
J.P.はコミックな人物である。彼はエネルギーを発動させるが、それと同時に、たとえばマルヴォーリオやフォルスタッフのように、逃れられないメランコリーでもあるのだ」

 そして、J.P.の怒りの舞台での表現は、直接的であるよりも「穏やかな」話し方をするのが肝心だという趣旨のことも言っている。特に『怒りをこめてⅡ』と看做されるだろうこの作品においては、と。

 Angry Young Man は Angry Old Man になったわけで、こんな歳になってもこんなに怒っているのはさぞ疲れるだろう、ご苦労様と言ってあげたくなるくらい、J.P.に関するかぎり、年を取って人間が丸くなったとはおよそ言いがたい。二作を読み較べてみると、そう思わざるをえないと同時に、イギリスの(そして恐らく世界各国の)社会状況は、三十数年たっても少しもよくならないどころか、悪化していると感じないではいられない。そう感じさせる『デジャヴュ』を書いたジョン・オズボーンは、要するに憂国の士なのだろう。
 
 オズボーンのあとに続けとばかり、アーノルド・ウェスカー、ロバート・ボルト、デイヴィッド・ストーリー、ジョン・アーデン等などが、50年代後半から、60年代にかけて優れた戯曲を発表し、大きなうねりになるわけだが、考えてみれば、真に society を描くイギリスの現代劇は『怒りをこめて振り返れ』から『デジャヴュ』のあいだに納まることになる。

 それにつけても、この二本を日替りで上演したらさぞ面白いだろうし(疲れるかな?)、いろいろ考えさせられることだろう





●もとの記事
http://homepage1.nifty.com/shakespeare/gekihyo/gekisaka/gekisaka02.txt













●1958年にトニー・リチャードソン監督で、リチャード・バートン
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●1980年にリンゼイ・アンダーソン監督で、マルコム・マクダウェル
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●1989年になんとジュディ・デンチ監督、ケネス・ブラナーとエマ・トンプソン
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で映画化されていました。

●探したら最近日本の舞台は、2004年紀伊国屋ホールで木村光一演出、高橋和也がジミー役でした。
http://orange.zero.jp/ryunakamura/comment/ikari.html

●他にマイケル・シーンやデヴィッド・テナントもやったようです。
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d0160581_73421100.jpg●ジミー・ポーターは怒れる若者で、25歳位で妻帯者。トランペットを吹く。妻、アリソンとくま(テディベア)とリスのぬいぐるみごっこをする最後のシーンだけが救われる、やり場のない怒りに終始するイライラする作品ですが、時代が生んだ産物なのか。
ベンのこの怒り演技はちょっと、舞台 " Cock " の John に通じるものがありました。













*** お・ま・け ***

●この戯曲 " Look Back in Anger " の本は、ベンが出ているショートフィルム 
" Love Hate " の中で、Hate がトム(ベン扮する)の部屋に強引に移り住んで来るとき、トムが運ぶダンボールから落ちる本の中にありましたね。。。(ヒットラーの『わが闘争』や何かと一緒に)



●1950 年代を代表する戯曲とあってか、ロンドンの Royal Court Theatre にとっても重要な作品らしく、劇場にポスターが貼ってありました。

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by uraracat | 2011-06-23 21:49 | 舞台 | Trackback | Comments(1)

キーツの伝記の作者 アンドリュー・モーションの Hiroshima 哀悼

d0160581_79399.jpgPoem of the week: The Korean Memorial at Hiroshima
by Andrew Motion

Carol Rumens 2 November 2009 guardian



The Korean Memorial at Hiroshima

There was hardly time
between the Peace Museum
and the bullet train to Tokyo,
but our hosts instructed the taxi
to find the memorial to the Koreans.
Ten thousand Koreans, killed that morning.
You, being Korean, had to see it.

*

We had been crying in the Museum:
the charred school uniforms;
the lunch-box with its meal of charcoal,
the shadow of a seated woman
printed on the steps of a bank.
Everyone else was crying, too.
We shuffled round in a queue,
crying and saying nothing.

Then we stood in the rain
squaring up to the Memorial.
A spike of rusty flowers
and a tide-scum of dead cherry blossom.
Five or six miniature ceremonial costumes
made of folded paper and left to moulder.
Pink. Pink and custard yellow.
You could hardly leave soon enough.

*

The taxi was on its last legs,
sputtering among black cherries
then stalling by the skeleton
of the one dome to survive the blast.

No need to worry about the train, though.
The trains in Japan run on time.
In two hours and fifteen minutes
we would see Mount Fuji,
cloud-cover permitting,
and the snow-cap like a table-cloth
stretched over a tumbler of water
in the moment of surprise
before a magician taps his wand
and the tumbler disappears.






Read more :
http://www.guardian.co.uk/books/booksblog/2009/nov/02/korean-hiroshima-memorial-andrew-motion



d0160581_74470.jpg






::::::::::::::::::::::

デヴィッド・ミッチェルも広島に住んでいました。

映画 『 Bright Star 』 のベースになったキーツの伝記を書いたモーション氏と、今度の 『 Cloud Atlas 』 のミッチェル氏。(小説の中では原子力発電所やクローン問題のことも出てくるようです。)

私も原発事故のことをきっかけに、作家が何を思い、社会に何を訴えようとして書くのか、ベンを軸に色々と考えています。
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by uraracat | 2011-06-22 07:23 | 文学・詩 | Trackback | Comments(0)

ベン・ウィショー 『テンペスト』 劇場で観てきました

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photos via sbiresinistre


正直、観終わって全体として何を観たのか思い出せなかった。

一番の原因は、不必要な CG。特殊効果が効果をあげないばかりか邪魔をして、何の演劇的盛り上がりも、映像的興奮もなかった。。。 (テイモア女史のご夫君、ゴールデンサール氏の音楽もなんだかなあ・・・?)

ただただ、ハワイという、時間が止まったような悠久の大地を背景に、すてきな衣装に身を包んだ選りすぐりの役者が、シェイクスピアの錬金術が生んだ精錬されたご馳走のようなセリフを発する。そこに超現代的なコンピューター技術が空回りしながらまぶされた映像。

もちろんベン=エアリエルの、プロスペラとの対峙の時の目の輝き、白くしなやかな身体の線の美しさ、歌う声のやさしさ、懐かしさ・・・反対に、ハーピーの眼光の鋭さ、化け物演技のグロさ、弾けぶり、ワルさ、堪能はしました ♪♪♪ しましたが・・・

はたして・・・・・?


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はたして、2年以上も首を長くして待つ甲斐のある映画だったのか・・・? (revstanさんも言っていました) あんなに大風呂敷広げた宣伝するまでの映画だったのか・・・?

観ているこちらがあんなに恥ずかしくなってしまっていいのか・・・?ベンが不憫でならなかった・・・!!! (いや、他の出演者すべて・・・誰もがこの映画出演を自分のフィルモグラフィに入れるのがためらわれるくらいでしょう。。。)

それにベン、『アイム・ノット・ゼア』に続きまたも一人で演技しなければならなかったみたいだし。。。ブルーバックでヘレンの代役が相手。絡みもなくて生のケミストリも発するはずないし・・・。残念で残念でならない。 (※注: 実際、生で絡んだのは2シーンくらいあります。その部分は、NYのスタジオで撮ったというヘレン・ミレンの記事を読みました。)



シェイクスピアという万全の素材
アカデミー賞にノミネートまでされる洗練された衣装
正確で安定したベテラン俳優陣の演技 (それぞれに上手かったが演出のせい?で判で押したよう)
ブライアン・オグルズビー氏の美しい写真テクニック
そして、そして・・・我らが宝 = ベン という逸材 

それらすべて=これ以上ないという ingredients を盛り込みながら・・・!?!?!?


ああいうことが許される(あれにお金が集まる)映画界というものが未だに解せない。。。



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映画館でエンドロールが終わって、電気がついて、私の後ろ座席のカップルの男性が
「映画と演劇の中間みたいのだったね。主役の人と怪物役の人がよかった」
と言っていました。

確かに、ヘレン・ミレンだけ、主役ということもあって、舞台ばりにばりばりシェイクスピア演技。それとナチュラルなメイクがかけ合わされ、一応の説得力はあったけど、あまりに自然そのものの野外の映像の中であの演技というのはどうなのか・・・?

ジャイモン・フンスーは、思ったより好演でした。人間と怪物の合いの子という哀しみがにじみ出ていたように思います。体の動きも背景と話の流れに沿っていたし。。。 


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シェイクスピア最後の作品に込められた思い・・・
格調たかく、無駄を削いだシンプルな衣装・・・
ブライアン・オグルズビー氏の水を駆使した映像技術・・・
ベン・・・

こんな素材がそろいまくっているんだから・・・

(ったく、ジュリー・テイモアぁああああああああ、私にやらせろ~~~~~~~~!笑)





☆ちょっと気づいたこと・・・

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この映像などは絶対に日本映画からの影響を受けていると思う。
ベンのメイクは多分、京マチコとかを参考にしていると思います。
白塗り、半眉、黒髪、(お歯黒・・・白い時は違うか・・・
音楽もちょっと和風の時あり。。。





☆☆お・ま・け

(今ベンは、ウェールズでリチャード王をお撮りのようで、そこでもタイツ姿との噂。。。)
これはこの『テンペスト』のリハーサル写真ですが、ここですでにこのようなお姿を
ご披露。。。。。真きみどりタイツ・・・・・うふふ ♪

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 (役者業もたいへんだなあ。。。でも、おもしろそう。。。)





☆☆☆おまけのお・ま・け

ベン出演部分 They are still our treats ♪  ご馳走。。。うぷぷのぷ ♪


♪ YouTube : Ben Whishaw (Ariel) - The Tempest (1)

♪ YouTube : Ben Whishaw (Ariel) - The Tempest (2)



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by uraracat | 2011-06-20 03:04 | 過去の映画 | Trackback | Comments(6)

ベン・ウィショー Richard Ⅱ 始まったロケ

Whitesands Bay in Pembrokeshire
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According to Yet Another Ben Whishaw Blog  
(whishawben, you are a really awesome researcher !Thanx ♪ )


ここでロケが始まったらしいのですが、この海岸でのシーン撮りのときに、ボートが沈むという、ちょっとしたアクシデントがあって、二人のエキストラが救助されたようです。とのチェーンメールがあったと、ツイッターに。(その周辺の海岸の模様をビデオに撮影した観光客が、YouTube にアップ。ちょっとお怒りモードで警備員とやりあって、緊張感のある映像。そこについているコメントも、「海岸は公共の場。彼らに何の権利があって規制するのか?ハラスメントまがい」、と冷静ながらも批判的。ベンや撮影隊に影響が及ぶほどではなさそう。まあ、ああいう輩はどこにでもいるわね。これを記事にする私も野次馬。笑)



その他、出演脇役俳優たちの Twitter で、初日近辺の現場の様子が伺えます。

抜粋してみました。  ↓

d0160581_5585413.jpg●samuelroukin 
(俳優で、swimmer でもあるらしい。
ベンとは Bright Star でレイノルズ。Hamlet でオズリック役。)




荷造りを終えた。Richard Ⅱの撮影で、明日から3週間の予定でペンブロークにロケ。
では・・・寝る。
6月13日

ロンドンが渋滞で、出だしが悪かった。今ウェールズに向かう次の電車待ち。(予約していないので?)予約客が来ず、予約席が空いたままのことを祈る
6月13日

予約客は乗って来なかった。今、快適。
6月13日

電車が急に逆方向に動き出した。いけないことを思ったからか?
6月13日

そして、またもとの方向に戻った。このウェールズの電車は時間も空間もミステリーだ。
6月13日

St. Davidsは美しい。
6月14日

初日前夜、南ウェールズの不思議なキャンプ地の不思議なログキャビン。気味が悪い・・・ロケ初日はあと数時間で始まる。
6月14日

ロケ初日。ここウェールズでの結構よさそうな天気。
6月14日

初日が終わった。水際と水中に10時間。とても濡れた。照りつける太陽と潮風で日焼けした。でもとてもいいチームと働けていい時間が持てた。
6月15日

明日は2日目。ウェールズのシーサイドに時代物のアンティークな衣装が並ぶ。
6月15日

タイツをはいたたくさんの男たち。
6月16日

車の中で、" codpiece " について、真剣な会話をした。
6月17日

BBC の Richard Ⅱ. タイツです。青の。
6月17日





●davemorrissey64
今週はずっとウェールズのSt Davids にいます。抜群に美しいところです。海岸線は息をのむほどです。Lucky old me eh?!
6月17日

仕事中!でも正直、なんだかちょっとホリデー気分でもある。
6月17日

日差しも強いし、雨も多い。でもとにかく素晴らしいところ!
14時間前







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ベンも同じようなキャビンに寝泊りしているのだろうか・・・?
そしてタイツ姿・・・?(笑)

興味津々。。。





Revised on July 18 2011

Codpiece についての 共演者Tom Goodman-Hill のtwitter

tgoodmanh Tom Goodman-Hill
Things I have discovered on #RichardII No.1; a codpiece is a great
place to keep your phone.
7月15日

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●photo from here
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by uraracat | 2011-06-19 01:15 | 過去の映画 | Trackback | Comments(3)

ノース・ヨークシャーの スカボロー・アートギャラリーで The Half 展

2011年4月9日~6月26日 までのようです

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☆では、ベンの舞台裏緊張感の伝わる the half = 開幕前30分間
  をふたたび とくとご覧あれ ♪
http://www.youtube.com/watch?v=uTKFYY1_iug
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by uraracat | 2011-06-18 07:41 | ニュース | Trackback | Comments(0)

Boire du café?

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by uraracat | 2011-06-16 20:21 | 写真/雑誌撮影 | Trackback | Comments(0)